Let’s Styling!

プロのフード写真ワンポイントスタイリング

料理写真を撮るとき、

「なんだか物足りない」
「おしゃれな雰囲気にならない」

そんな風に感じたことはありませんか?

でも実は、特別な機材や小物がなくても、スタイリングを少し工夫するだけで写真の印象は大きく変わります。

今回は、ロールパンサンドを使って3つのシーンを作ってみました。

使う料理は同じで、
変えるのはお皿や小物と撮影場所です。

どのように印象が変わるのか、ぜひ見比べてみてください!

① 自宅で楽しむ朝食

まずは一番身近な、自宅での朝食シーンです。

白いお皿にロールパンサンドを盛り付け、飲み物やを添えただけのシンプルなスタイリング。特別な小物は使わず、普段の食卓をイメージしました。

視線が自然とロールパンサンドに集中し、パンの質感や野菜の鮮やかさが引き立って被写体が主張されます。

料理写真は難しく考えてしまいがちですが、まずは「飲み物を添える」だけでも食事の雰囲気が伝わりやすくなります。毎日の朝食を撮影するときにも取り入れやすい方法です。

一方で、同じ料理でも周囲の小物や空間を写し込むことで、「どんなシチュエーションで食べるのか」というストーリーを伝えることができます。

料理写真は、料理そのものの美味しさを伝えるだけでなく、食事の時間や空間の心地よさを表現することもできます。同じ料理でも、撮影する範囲や添える小物を変えるだけで、見る人に与える印象を変えることができます。

② カフェ風ランチ

続いてはカフェをイメージしたスタイリングです。

同じ料理でも、お皿や飲み物などの小物を変えるだけで印象が変わります。

木製のカッティングボードやワックスペーパーを添えると、テーブル全体にまとまりが生まれ、よりカフェらしい雰囲気になります。

ポイントは、料理の周りに少し余白を作ることです。

余白があることで窮屈な印象がなくなり、空間を感じる写真になります。

「おしゃれに見せたいけれど何をしたらいいか分からない」という方は、まず小物を添えるところから始めてみるのがおすすめです。

また、カトラリーを配置することで、「これから食べる瞬間」を想像させる効果もあります。単に料理を並べるだけでなく、小物の素材感を意識することで、写真全体の世界観を大きく変えることができます。

さらに、背景の色を変えることで、同じ料理でもまったく異なる印象になります。

背景を暗い色に変更することで、落ち着いた大人のカフェのような雰囲気を演出しました。

明るい背景の写真が爽やかで日常的な印象を与えるのに対し、暗い背景は料理の色や質感をより際立たせ、高級感や特別感を表現することができます。

③ ピクニック気分

最後はピクニックをイメージしてみました。

チェック柄のクロスを敷き、外で食べるような雰囲気を演出しました。

サンドイッチメニューはピクニックの定番なので、シーンとの相性も抜群です。

家の中でもベランダや窓際を活用すれば、手軽にピクニック風の写真を楽しむことができます。

比べてみると…

・撮る場所を変える
・お皿を変える
・飲み物を添える
・布を敷く
・小物を加える

こうした小さな工夫だけで、写真の雰囲気を変えることができます。

ぜひお家にある食器や小物を使って、自分なりのスタイリングを楽しんでみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

Photo & Text By Hiroto Yamamoto