商品(お菓子)・お皿・フォーク・クロス(布)でスタイリングのバリエーションは多数。そして、アングルや構図、メイン商品の配置方法を踏まえると、写真表現は無限です!今回は、身近にあるもので、簡単に素早くテーブルフォトが撮れるコツをお伝えします!
Text by KATOMI
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メインを決める
メインはお菓子に決定!
スタジオアイの近くにあるDingDongさんの焼き菓子を撮影してみましょう。お菓子は個包装につつまれていることが多いと思いますが、袋から出してもそのままでもOKです。今回は、個包装がかわいいデザインだったので、お店で買ってきたそのままの状態で使用してみます。リボンと、英字のシールがかわいいですね。
とても小さなお菓子で個包装につつまれているものは、ひとつ中身を出して、一つ袋のまま後ろにおいてもキマることがあります。今回は、手のひらサイズの大きめな焼き菓子です。
色が綺麗⭐︎

サポートアイテムを3つ決める
今回使うアイテムは4つ。
・メインのアイテム
・カトラリー(今回はフォーク)
・お皿
・クロス(布)
お助けアイテムのカトラリー
フード撮影で、カトラリーを入れ込むとグっと表現の幅が広がります。”頂きます!”感が出ます。
メインのアイテムが今回は素手で食べれるものなので、無理にいれなくても良いですが、お品よく、手を汚さずに少しずつ食べる人はフォークか、ナイフ&フォークなど入れてもOK。今回はお菓子に合わせて、カトラリーをいれてみましょう。

お皿
お皿を取り入れることで、写真を見る人に一瞬で”食べ物の写真だ”ということが分かります。
お皿には食べ物を乗せる平らな部分と、少し角度が付いてる部分でデザインされたものがあります。
少し角度が付いてる部分でリムと呼ばれる部分があります。
リムが広すぎると、お皿に乗せたいものが淵まで置きづらかったり、絵作りにおいてはリムが広すぎると写真の中でお皿の面積が大きくなりすぎるので、初心者の方は、リムが狭いお皿を選ぶと良いです◎
ちなみに、高級感を出したい場合はあえてリムが広いものを選ぶこともあります。
高級なフレンチのフルコースなどでは、
お皿が個性を出す大切なアイテムなので、お皿の面積を多く使ってお料理を盛り付けていることがあります。なので、高級なシーンではリムが広めだったり、大きなお皿をえらび、お皿の余白を生かした写真でもOK。
今回は、高級なイメージではなく、カジュアルな写真にしたいので、お菓子が置きやすい、リムが程よく小さめなお皿を選びます。
最近、リムの無いプレートタイプのお皿もよくありますが、今回はリムがあるタイプを使用しました。リムに細かいシノギが入っていて映えているお皿を使いました⭐︎

クロス(布)
ランチョンマットや、食べ物を用意するときに使っていたクロスをイメージさせる布は、
写真に温かみや雰囲気、臨場感を加えてくれます。ランチョンマットくらいのサイズで、
なるべく折りたたみやすかったり、柔らかい布を選ぶとスタイリングしやすいです。
本当のランチョンマットを用意しなくても、
端が写らないのであれば、布の切れ端でもoKです。今回はランチョンタイプを使用しました。

布はとっても便利
先ほどご紹介したクロスを折りたたむとこんな感じ。
写真は表現するエリアが限られているので、このように、折って、お皿のサイズに近づけたり、画角に入れ込みやすいサイズに調整して使います。

折り方ですが、
先ほどの折りかたを少しずらすと、クロスに動きが出ます。“きっちり感”を出したい時は、先ほどのようにきちんとたたみ、少しラフな感じを出したい時は、このようにずらして折ると良いです◎

さて、早速お菓子をお皿に乗せてみました。
ジャストサイズ!ジャストサイズは、あまりお皿が大きくなりすぎないこと!
お皿の余白が大きすぎると、メインの商品が小さい商品に見えてしまうので、なるべく商品に合わせて小さめなお皿を選ぶと、商品が大きく見えます。

背景を敷いてみる
さて、背景もお皿も白だと、白バックの説明写真にしか見えないので、背景を変えてみます。今回は、KATOMIの好きなグリーンの紙を敷きました。
一層、お皿の可愛いシルエットも引き立ち、
全体的にポップで心を惹く写真になりました。背景はとても大切です。

さっそくスタイリング!
さて、ご紹介したアイテム4つで、写真を撮っていきましょう。
ここからは、スタイリングをしていきます。

定番!布を折ってお皿の下に置く。その他アイテムはお皿の上に🎶
いかがですか。先ほどずらして折った布をそのまま使用しました。
フォークがあるか無いかで、全然違います。フォークがあることで、”頂きます”感が増します!

ランチョンマットとして敷く
こちらはいかがでしょうか。布をもともとの使い方のまま敷いてみました。
こちらも良いですね。
画角の中に何割くらい背景をみせて、何割くらいクロスをみせるかで、デザイン的な写真になります。背景全面クロスにしてしまうと、全面クロスが背景となりクロスとしての要素が減ります。せっかく用意したクロスが背景になってしまって残念な場合は、クロスの端を写真のどこかに見えるようにすれば、クロスの存在感がでます!

背景を少し見せておくことで、クロスの存在感がでて、こちらもまた”頂きます”感が出ます。
さてお次は…
規律がある中の、自由な感じ
フォークをまっすぐにおいて、”きちんと感”を出してみました。布はなくても十分可愛いですが、出来上がった”きちんと感”が強かったので、それを壊すために、クロスを自由に伸ばしてみました。
こちらの写真は、色使いとライティングが相まって、背景のクロスが元気が良すぎる感じはしますが、
クロスでこんなに雰囲気は変わります。
布は、あまり難しく考えず、自由に少し冒険してみましょう。目を瞑って、布をバ!っと投げて、何も直さずにお皿を置いてみるのも手です◎

お皿の中の色数を増やしたい時は
クロスを小さく丸めて、お菓子と一緒に乗せてみると♪こんな感じ⭐︎
夕方の自分だけの楽しみの時間のためにお菓子を買う楽しみを意識したような雰囲気が出ました。フォークを布に添えてあげると、
お菓子とクロスをフォークがつなげてくれて、一体感がでました。

テーブルランナー風
クロスを縦長になるように折って敷いてみましょう。
画角の中で、センターより少しだけずらしてすべて構図をきめてみると、デザイン的な写真になります。テーブルランナーとはダイニングのテーブルのセンターに敷く、インテリアとして使用されるものです。
今回は先ほどから使っているクロスでスタイリングしましたが、ふわっとした浮きが気になる方は、きちっと端をアイロン掛けするともっとしっかり感がでます。本物のテーブルランナーを買わなくても、写る範囲を限定すれば、お手持ちの柔らかいランチョンマットであれば出来ます◎
フォークは、全てのアイテムがまっすぐになりすぎるときに、フォークの向きを変えるだけでラフにリズムを変えてくれるので大変便利なアイテムです。こちらは、まっすぐに置かれたおとなしい雰囲気に少し動きを出すために斜めにフォークを置きました。

ラフな印象を与えるくったりフワ!置き
カジュアルで背伸びしすぎないテーブルフォトが今はトレンド。
クロスに動きを与えて置き、
クロスと同じ存在感でフォークを添えて、
メインを引き立てる役割をさせてみました。
スタジオアイでのフード撮影は、お料理が主役なので、こちらのスタイリングは一番よく使われます。この場合、布はこれくらいの分量だけ画角に入っていることがおすすめ。今回は真上から写真を撮る真俯瞰撮影ですが、斜めから撮る斜俯瞰撮影でも、同じような分量のクロスが見えるようにアングルを変えた時は置き方を調整する必要があります。クロスが見えすぎると、うるさくなる時があります。これであなたもクロスとカトラリー好きになるはず◎

なにかしらのメッセージ性を持たせる場合
一度全ておとなしくまとめてみるのも良いです。この場合は、お菓子を買ったり、お菓子をいただく時間を訴求したい時や、お菓子好きな人の集まるイベント向けには便利かもしれません。”おやつタイムがみんなを呼んでいる”ような…写真に合わせてコピーがどこかしらに入ると、なお良いビジュアルになりそうですね。
コピー(テキスト)が主役のヴィジュアルには、向いているスタイリング。
こちらは、コピーが入る前提で、アイテムをおとなしくお利口さんにまとめてみました。
コピーを入れるために、もっと背景の余白を多めにすると、デザイナーさんはレイアウトがしやすく、喜んでくれる場合が多いです。

例えばコピーが入るとこんな感じ

いかがでしょうか。
今回はスタジオアイスタッフが日々お仕事で使う裏技をお伝えしました。
これから、みなさんのテーブルフォトライフが楽しくなりますように!!
Text by KATOMI